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2023-10-30

リベロのリフォーム講座-71 フローリングの基礎知識:リベロコート

フローリングは我々の日常生活に欠かせない床材です。種類、構造、使用上の注意事項などについての基本知識を以下にまとめました。フロアコーティングを選ぶ際にも参考になりますのでご一読ください。

フローリング_無垢材 フロアコーティング

自然の風合いを楽しむ、光沢のないフロアコーティングも選べます。

1. フローリングの構造と種類

フローリングは主に木材で作られており、その構造と種類は次の通りです:

無垢フローリング

これは天然木100%の板で作られており、他の木材が混ざっていないものです。無垢材をフローリングの形に加工したもので、高級感と本物感があります。自然の風合いや質感にこだわった素材です。ただし、価格が高く、湿度の変化に敏感というデメリットもあります。。

複合フローリング

複合フローリングは、基材として合板などを使用し、その表面に化粧材を貼り合わせたものです。複合フローリングにはシートフローリングと突板フローリングの2つの主要な種類があります。無垢材に比較して価格がリーズナブルで、湿度の変動に対する耐性があります。

2.フローリングの表面素材について詳しく見ていきましょう。

1). 挽き板(ヒキイタ)

挽き板は、鋸(のこ)刃で切り出した材料で、2ミリ程度の厚さの板を指します。この薄い厚みが、深みのある風合いをフローリングに与えます。木材の繊維や木目が際立ち、自然な美しさを引き立てます。

2). 突板(ツキイタ)

突板は、木材を非常に薄くスライスした表面材です。通常、厚みは0.3mm程度で、大量生産が可能です。そのため低価格で生産できます。このタイプのフローリングは一般に「単板(タンパン)」とも呼ばれます。美しい木材の木目が出て、高級感を演出します。

3) .プリント表面材

プリント表面材は、シートに柄を印刷したフローリングの素材です。木目調のデザインだけでなく、石目調や抽象的な柄など、多彩な表面柄が利用可能です。多彩な表面の柄から好きなものを選べるのが特徴です。

3. マンション用防音フローリング

マンションでは、床下にクッションやゴムを備えた「直貼り防音フローリング」が多く使用されています。このフローリングは、コンクリートの床に専用の接着剤で取り付けます。周囲への騒音を軽減するのに役立ちます。クッション材が入るので、床が少し柔らかく感じます。

4. 床衝撃音と遮音等級

床衝撃音は、軽いが硬い物体の衝撃音(軽量床衝撃音、LL)と、重くて鈍い物体の衝撃音(重量床衝撃音、LH)に分けられます。遮音性能は「遮音等級」で表され、L-数字が小さいほど遮音性能が高くなります。マンションなどでの床材選択において、遮音等級は重要な要素です。マンションを選ぶ際には、必ず確認しましょう。

5. 普段のお手入れと注意事項

フローリングの普段のお手入れは次の点に注意して行ってください。乾拭きまたは湿った雑巾で掃除すること。木材は水に弱いため、水分をこぼした場合はすぐに拭き取る必要があります。キャスター付きの椅子を使用する場合は、フローリングの傷を防ぐために注意が必要です。床材は家庭内で最も使用される部分であり、正しいお手入れと適切な選択は長寿命と美しさの鍵となります。床材の選択とお手入れについての基本知識を持つことは、長期的な快適さと美しさを保つのに役立ちます。

フロアコーティングは、フローリングの床を傷や汚れから長期間にわたって守ります。無垢材のように、光沢よりも風合いを大切にしたい素材もありますが、光沢のないコーティング剤もあります。また、滑り止め効果があるものもあります。フロアコーティングを施工した場合、基本的に水拭きや洗剤などで簡単にお手入れできます。定期的に行わなければならないワックスがけが不用になるのは大きなメリットです。お好みと機能を考えてフロアコーティングを選びましょう。

 

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