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防カビ・抗菌・消臭

live_mold家のカビ対策はしっかり行っていますか? カビはアレルギーや病気の原因、ダニのエサにもなることもあり、健康に害を及ぼすやっかいな代物です。キッチンや浴室、洗面所など水まわりのカビは、見えやすいところに出てきますので、除去材などで対策し、よく乾燥させることで防いでいくことができます。しかし子供部屋や和室、クローゼットや押入れの中に繁殖するカビの中には、見えにくい場所で着々と育っているケースも多く、リフォームの時に指摘されて初めて知った! という方も多いのです。

見えてはいたけれど、カビとは知らなかったというケースも

リフォームするまでカビに気付かなかった理由は、家の中でも普段見ないような場所だった、見えてはいたけれどカビとは知らなかった、というものです。

例えば和室の壁や子供部屋のベッド際の壁、押入れの床下やクローゼット奥の壁はカビの温床になっていることがあります。

気付かないままでいたら、いつの間にか大繁殖したカビに囲まれて暮らしていた! ということにもなりかねません。

しかし少し気を付ければ、その存在に気付くことができますし、またリフォームでのカビ対策も可能です。

そこで今回は、気付きにくい家のカビの発見方法と、簡単にできるカビ対策リフォームをご紹介します。

では次のページで、押入れのカビの原因、、和室の壁のシミがカビ? 子供部屋のカビ! クローゼットはカビの温床? など部屋のカビの発見方法と、対策リフォームをご紹介します。

押入れや畳のカビの原因にも! 足元から忍び寄るカビ

和室の畳やカーペット、ラグを持ち上げてカビのニオイがしないかよくチェックしてみましょう。

上から見ると何ともなくても、畳やカーペットの裏側がカビだらけになっていることがあります。

押し入れの中も要チェックです。押入れがカビくさいのは湿気た布団のせいとは限りません。

これらの原因の多くは、床下からの湿気が対策されていないことにあります。特に押し入れの床板は他の部分に比べて薄いことが多いので、床下の湿気の影響を受けやすい場所です。

カビくさいなと思ったら、床下換気扇の取り付けや乾燥剤で、カビ対策リフォームをしておきましょう。ただし、床下換気扇は空気の 「入口」 と 「出口」 を確保し、風の流れをよく考えた設置をしなければ効果は上がりません。

安易に換気扇さえ付ければ解決するという問題ではありませんので、信頼できるリフォーム業者に床下をチェックしてもらいましょう。

むやみに床下換気扇や乾燥剤を売りつけようとする悪徳リフォーム業者もいます。悪徳リフォーム業者の様々な手口は下記でご紹介していますので合わせてご覧下さい。

壁に浮き出た黒っぽいシミはカビ! 和室で室内干しはNG

あまり使っていない和室は風通しもサボリがちで、カビの生えやすい環境にあります。

特に注意したいのが京壁のカビで、壁の表面に黒っぽい斑点状のシミを発見したら要注意!

このシミはカビなのですが、気付きにくい上に、何だかよく判らないまま放置されていることが多いのです。

一番の対策は、和室は特に風通しをよくすることです。特に塗りたての京壁は、一週間以上は毎日風を通してよく乾燥させ、家具は壁から離して置きましょう。

また普段使っていない部屋だからと言って、和室で室内干しをするのはNGです。部屋の湿度をむやみに上げないようにするのも、大切なカビ対策のひとつです。

このカビは一旦生えてしまうと、なかなか退治することができません。壁の上塗りを剥がし、塗り直しをするのが一番の早道になりますので、思い切ったリフォームで和室のイメージチェンジをする機会にするのもいいでしょう。

子供部屋の壁紙の裏が真っ黒! 結露対策で湿度コントロールを

壁紙のリフォームの時、古い壁紙を剥がしてみたら下地が真っ黒、壁紙の裏も真っ黒! ということがあります。

実はこの黒いモノの正体はカビ。北側の壁や、部屋の隅の壁でよく見受けられる光景です。

北側に面した子供部屋のベッド脇の壁紙の裏がカビだらけだったということもあります。聞いてみると、壁面がしっとり濡れているような日もあったとのこと。

このカビは、壁面の断熱不足と、風通しの悪さによる結露によるものですから、まずは壁面の断熱リフォームを行いましょう。マンションでも、内側に断熱材を貼り付けるリフォームで結露を防いでいくことができます。

同時に、換気 ・ 通風 ・ 湿度コントロールを行っていくことが大切です。カビはアレルギーの原因になることもありますので、子供部屋のカビ対策は特にシッカリ行いましょう。

クローゼットはカビが生えやすい! 結露対策と湿度コントロールを

クローゼットの中に湿気がたまって、除湿剤を置くだけでは追いつかず、カビの温床になってしまうことがあります。

収納は、扉を締め切っていることが多いので空気の流れが悪くなりがちで、特に外壁に面した壁面収納は、結露や湿気の被害にあいやすいという面があります。

クローゼットを作る際には、壁面の断熱をシッカリ行い、換気扇を付けるなどして収納内部の空気を入れ替えることができるよう工夫しておきましょう。

また、洋服をギッシリ詰め込まないよう、余裕をもったプランにしておくのも、カビを寄せ付けない大事なポイントです。

また湿気は家の嫌なニオイを増大させてしまいます。家のニオイを消す3つのポイントは下記でご紹介していますのでご一緒にご覧下さい。

どこの家にもあるにおい、原因は様々な生活臭が入り混じったもの

誰かの家にお邪魔した時、まず最初に感じるものと言えばその家のにおいです。

このにおい、普段は住んでいる人はわからないのですが、旅行から帰ってきた時などに、「ああ、うちのにおいってこんな風だったんだ……」 と気づくことがあります。

ガイドYuuも仕事柄たくさんのお宅にお邪魔していますが、どこの家にもにおいはあります。

そのにおいも家によって強かったり弱かったり、心地良いものだったり、そうでなかったり……。この家のにおいがやっかいなのは、原因が1つではなく様々な生活臭が混じり合ったものだというところにあります。

家の臭いの原因となるもの

● 食品や調理の時に発生したニオイ
● 人間の体臭
● トイレのニオイ
● ペットの体臭や糞尿のニオイ
● ゴミのニオイ
● 煙草のニオイ
● カビのニオイ
● 靴や衣類のニオイ
● 家具の塗料や接着剤のニオイ etc…

これらの様々なにおいは入り混じり、やがて家に染みつきます。そうなるといくら消臭剤や芳香剤を置いてもその家独特のにおいがするようになってしまうのです。

あなたの家はよい匂い?それとも悪い臭い?

さて、「におい」という字には「匂い」と「臭い」と2種類の漢字がありますが、どのように使い分けるかご存知ですか?

匂いと臭いはどこが違うかと言えば、辞書に、よいにおいを「匂」 悪いにおいを「臭」と書く(岩波国語辞典)と記されています。感じ方で漢字も変わるというわけですね。

この家の臭いは、リフォームの時の材料選びの工夫で対策することができますす。壁、カーテン、床下の工夫で爽やかな匂いのする家にしましょう。

大きな壁面を使ったリフォームで消臭すると効果的

壁面は部屋の中でも大きな面積なので、部屋の環境に大きな影響与えます。そこで家の臭いが気になる時にぜひ取り入れたいのが、機能性壁材です。

機能性壁材とは、消臭機能・湿度の調節・有害物質の吸着など、部屋を快適に保つ機能を持った材料のこと。

このような材料を壁に張るだけで、臭いを軽減してくれます。機能性壁材には、タイル、珪藻土などの左官仕上げ、表面に消臭機能を付加した壁紙などがあり、それぞれ効力と掛かる費用が違いますので、使う場所によって選びましょう。

壁紙には無い素材感と、調湿機能と消臭機能を持ったタイル状の健康壁材 「エコカラット」 を使ったリフォームを下記で詳しくご紹介していますので、あわせてご覧下さい。

「MPパウダー」

布製品に要注意!臭いをためこんでいないかチェックして

たくさんの家を訪問してきて気付いたのは、臭いの強い家にはいくつかの共通点があるということ。そのうちの1つが布製品を多用している家です。

布は臭いを吸着しやすい性質を持ってますので、インテリアに布を使う場合は、消臭機能があるタイプを選ぶか、洗えるタイプを選んでこまめに洗濯しましょう。

まずはカーテン、カーペット、マットなど、家の中にある布製品の機能を確認しましょう。特にペットを飼っている家は要注意。きちんとチェックしておかないと、そこに臭いを溜め込み、いくら掃除しても臭う家になってしまいます。

ただし消臭機能も色々な種類があり、効果の期限が短いものもあります。よく確認して選んで下さい。家の臭いの詳しい原因や、ペットを飼っている家の臭い対策については下記で詳しくお話ししていますのであわせてご覧下さい。
■家の臭いはどこからやってくる?

高温多湿が臭いを強く感じさせる!家の湿気対策はしっかりと

梅雨~夏~秋にかけては家の臭いが強くなります。と言うのも、高温多湿が臭いを強く感じさせるからです。臭いの強い家の2つめの共通点は、湿気が多い家です。

結露と土壌からの湿気が原因で、家が一年中湿気っぽく、臭いが強い家もあります。中には給排水管が漏っていたせいで、臭いが強くなっていた家もありました。

家の湿気は臭いを強くするだけでなく、カビやシロアリ、家の腐食の原因にもなります。リフォームの時には家の湿気対策をしっかりしておくことが、家を健康に保ち、臭い対策にもつながります。

結露の原因は、断熱・換気不足、家の中の空気の流れの悪さなどが考えられます。リフォームで壁紙をはがしたら、結露によるカビで下地が真っ黒になっていたケースもあります。断熱に関しては、壁面・サッシ・屋根裏・床下の断熱状況を、リフォーム前に確認してもらいましょう。

床下のチェックも忘れずに。床下収納庫を外して床下を覗いてみましょう。すぐに土が見えたら、湿気の影響を受けやすい構造です。また乾燥した真冬に床下の土がキレイな黒土になっていたら、湿気が多めの土壌だと覚えておくといいでしょう。

土壌からの湿気は、床下換気扇の取り付けや防湿シートで対策できますが、床下のリフォーム工事は、訪問販売による悪質な工事が多い部位です。信頼できる業者を選びましょう。

換気扇と生ゴミ対策も忘れずに!香り付けは消臭対策をしてから

キッチンで臭いの原因となりやすいのは、生ゴミと調理時の換気不足です。生ゴミを臭い無しで手軽に処理できる、環境配慮型ディスポーザというものもあります。
■粉砕&乾燥で臭い無し!生ゴミ処理機の簡単リフォーム

換気扇も確認しておきましょう。換気扇と吸気口を正しく設置していれば、調理時の煙もきちんと排出してくれます。吸気口が塞がれていたり、フィルター汚れがあると吸い込みが悪くなって臭いがこもるようになります。

消臭剤や芳香剤を使っても、それは一時しのぎでしかありません。アロマ等でお部屋の香り付けをするのは、これらの基本となる臭い対策を行ってから後のこと。消臭対策リフォームで、いい匂いのする家にしましょう。


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