リベロのリフォーム講座-86 室内の防カビ・抗菌・消臭:リベロコート
カビは健康被害の原因となり、見える場所だけでなく、見えにくい場所にも潜んでいます。リベロコミュニティでは、快適な住環境づくりのため、室内や水周りの防カビ・抗菌・消臭などに取り組んでいます。フロアコーティングも防カビには高価的ですが、当社がこれまで蓄積してきた経験をもとに、カビの見つけ方と簡単な対策リフォームについてご紹介します。
見えていたけれど、気づかなかったカビの存在
リフォームするまでカビに気づかなかった理由は、家の中でも普段見ない場所や、見えていたけれどカビとは知らなかった、ということがよくあります。カビは湿度が高く風通しの悪い場所に発生しますが、そのような場所は普段あまり目の行き届かない場所ですよね。
1. 和室や子供部屋、クローゼットなどの見えにくい場所での繁殖
和室の壁や子供部屋のベッド際の壁、押入れの中などは、カビの温床となりやすい場所です。特に押入れの中などは通気性が悪く埃も溜まりやすい場所です。ベッドも普段は動かさないものなので、なかなかこまめに汚れをチェックするのが難しい場所です。このような場所はこまめに換気と掃除を行うことが大切です。
2. 見えていても気づかないケース
壁の上塗りを剥がすと、壁の下地が真っ黒になっていることがあり、これはカビが原因です。壁紙の剥がれや隙間からカビが発生するケースもあります。壁に水をかけてしまったり、食べ物などをつけてしまった後はカビの発生リスクが高まりますので、必ずケアしてください。
気づきにくいカビの発見方法
畳やカーペットの裏側をチェック
畳やカーペットの裏側の裏側もカビの温床になりやすい場所です。カーペットの裏側は比較的掃除しやすいですが、畳も年に一度は裏側をチエックして掃除したい場所です。畳をあげるのは面倒ではありますが、埃、カビ、ダニなどを防止するためには、チェックしておきたい場所ですね。
壁紙の剥がし方
リフォーム時には壁紙を剥がすことがあります。この際、下地が黒ずんでいたら、湿気や結露によるカビの兆候です。このような部屋は、湿度が溜めやすい特徴があるので、調湿機能のある内壁材の使用をお勧めします。こまめな換気を気をつけていても、結露の発生しやすい冬場などは、窓を定期的に開けるのも大変です。また、温まった部屋の空気を外に出してしまうことにもなります。壁に湿度が溜まる原因は、部屋全体の機能による場合が多いので、全体を見直しましょう。
クローゼットや押入れの中を点検
収納スペース内部は湿気がこもりやすいため、カビや臭いの発生に注意が必要な場所です。床下換気扇の取り付けや乾燥剤の使用を検討しましょう。また、調湿効果の高い珪藻土のような内壁材を使用することもお勧めです。収納スペースは通気性が悪く、カビ、臭いなどの発生の原因となります。日常の換気はもちろんですが、床・壁などに一工夫することで改善効果も高い場所でもあります。
気づいたらすぐに対策!
湿気対策リフォーム
結露の原因となる断熱不足を解消するために、壁面・サッシ・屋根裏・床下の断熱状況を確認し、対策することが必要です。結露は室内と室外の温度差が原因となるので、サッシの素材や断熱ガラスなどへのリフォームの他に、内窓の取り付けなどでも対策が可能です。また、フロアコーティングを併せて施工することで、結露によるカビの発生をしっかりガードすることができます。
湿気の発生源をチェック
室内の湿気はキッチン、バス、洗面、トイレなどの水周りから発生します。部屋全体で、換気扇の吸気と排気が正く設置されていることが大事です。通常の住宅、マンションの場合は、広さに併せた換気扇を適切に設置されているケースがほとんどだと思いますが、それでも水周りは湿気を発生させ、カビなどが発生しやすい環境になってしまいます。家(部屋)全体の適性つな換気機能の確保に加えて、日常的な換気をまめに行うことと、防カビコーティング、フロアコーティングなどによって、カビの発生を予防することも検討しましょう。
機能性壁材の活用
機能性壁材を使用することで、消臭機能や湿度調節機能を持たせ、臭いや湿気の発生を抑えます。機能性壁材で当社がお勧めしているのは、高機能珪藻土塗り壁材「MPパウダー」です。珪藻土は調湿能力・消臭能力が高く、また約10年間はフリーメンテナンスです。珪藻土や壁紙の中には、調湿効果・消臭効果を謳っているものもありますが、しっかりと機能性を見極めて選択することが大切です。
布製品の注意
布製品は臭いを吸着しやすいため、洗えるタイプを選ぶか、消臭機能があるものを使用し、臭いの蓄積を防ぎましょう。カーテン、ラグ、カーペット、布団やベッドなどのデッドカバーなど、布は生活空間の至る所にありますが、そこに臭いが吸着されるケースが多いですね。臭いの原因の多くは菌などの有機物がほとんどです。丸洗いが大変な場合でも、「プリート」など消臭・除菌効果のあるスプレーをまめに使用することをお勧めします。
まとめ
家の中に潜むカビは見えにくい場所にも存在し、気づかないうちに健康被害を引き起こす可能性があります。リベロコミュニティが取り組んでいる防カビ・抗菌・消臭の対策は、家全体の健康環境を向上させ、快適な住環境を提供しています。見えない場所も含め、定期的な点検と対策が重要です。リフォームの際にはフロアコーティング、水周りコーティング、珪藻土、内窓などの設置もご検討ください。
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