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2023-11-08

リベロのリフォーム講座-76 自然素材の珪藻土と最新テクノロジーの融合:フラッシュクリーン

室内環境は、床、壁、天井、窓を基本として作られています。その中でも壁と天井は大きな面積を占めており、さまざまな役割を担っています。基本的には防音、断熱、振動の軽減などがその機能となりますが、実は室内の湿度調整や臭いの吸収・分解という機能も壁の重要な役割です。フロアコーティングで健康、安心、安全、快適な床にすることに加えて、壁にも配慮が必要です。

健康、安心、安全、快適な住空間を志向する方の中で、珪藻土は根強い人気を持っています。珪藻土は自然素材で住環境に優しく、調湿効果、消臭効果があることがその人気の要因となっています。しかし、珪藻土内壁材にも作り方、珪藻土の含有量などに大きな違いがあり、しっかりと品質を吟味しないと、珪藻土の本来持っている力が発揮されないことになってしまいます。

珪藻土はもともと藻が化石化したもので、無数の孔があることで、調湿効果、消臭効果を発揮します。ただし、その孔は大きさが異なる、メソポアと言われる状態であることが重要です。孔の大きさが異なることによって、空気中の水分を、室内の空気の乾燥状態によって吸収したり放出したりするのです。さらに、珪藻土を壁材にする段階で、化学物質などを使用しないことも重要です。せっかく空気環境をよくしようと珪藻土を選んでも、そこに化学系の素材が使われていてはあまり意味がないですよね。また、珪藻土の全体の何%くらいなのかも確認しておく必要があります。

その中で、当社がおすすめしているのは、株式会社UDのMPパウダーです。MPパウダーは、メソポア珪藻土を使い、Hシリーズでは珪藻土の含有率が80%です。また、自然素材だけで作られており、ゼロウエイストを実現しています。そして、そのMPパウダーの基本的な機能に、細菌、ウィルスを吸着する機能を加えたのがフラッシュクリーンという塗り壁材です。

フロアコーティング

川崎フロンターレのクラブハウスにはフラッシュクリーンが使用されています。

フラッシュクリーンは珪藻土をベースに、光触媒チタンアパタイトを配合したものです。光チタンアパタイトは東京大学と株式会社富士通研究所が共同開発したもので、ウィルスや菌を吸着し、二酸化炭素と水に分解することで無害化します。光のエネルギーでウィルスや細菌を分解する光触媒チタンアパタイトと、湿度を調整し空気中の有害物質を吸着する珪藻土の2つの能力を掛け合わせたものが、高機能抗菌塗り壁材フラッシュクリーンです。

チタンアパタイトの実証データ

⚫︎インフルエンザウィルス/不活性化試験 不活性化率 99.9%  検査機関:一般社団法人日本食品分析センター
⚫︎大腸菌/抗菌試験 菌減少率 99.9%  検査機関:一般社団法人日本食品分析センター
⚫︎黄色ブドウ菌/抗菌試験 菌減少率 99.9%  検査機関:一般社団法人日本食品分析センター

フラッシュクリーンの実証データ

⚫︎大腸菌/光触媒抗菌試験菌減少率 99.9%  検査機関:一般社団法人北里環境科学センター
*JIS R1702:2012光触媒抗菌加工製品の抗菌性試験方法
⚫︎アセトアルデヒド光触媒除去性能試験 除去率 7.9% 検査機関:公益財団法人神奈川科学技術アカデミー 高度計測センター
*JIS R1701-2ファインセラミックー光触媒の空気浄化性能試験方法―第2部アセトアルデヒドの除去性能

壁材そのものに、除菌・抗菌・抗ウィルス性能をもったものが登場しています。自然素材と最新のテクノロジーの良さを融合させた新しい塗り壁材ですね。フロアコーティングや防カビコーティングなどを合わせて、さらに健康、安心、安全、快適な室内環境を実現しましょう。フロアコーティングにも有害物質の封止効果が認められています。

 

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